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旅・海外旅行に出る準備 予防接種

こんにちは。YoFuです。

みなさんは旅・海外旅行に行くときに予防接種をしていますか?日本国内の旅であれば予防接種を打つ必要はないでしょう。しかし、海外には、日本ではまず感染することのない危険な病気にかかる可能性があります。安全な旅・旅行をするために予防接種をしていきましょう。そんなわけで今回は旅・旅行に出る準備 予防接種編です。

感染症によっては複数回ワクチンを接種する必要があるので、渡航先が決まったら早めに病院に行き、予防接種のスケジュールを作りましょう。

 

渡航先が決まったら

渡航先によって流行っている病気が違うので、受ける予防接種も違ってきます。渡航先が決まったら、下の厚生労働省のサイトでどの病気が流行っていてどの予防接種を受けるのがオススメか調べましょう。

www.forth.go.jp

抗体検査

母子手帳を見ると、子供のころにどの予防接種を打ったかが書いてあります。その記録を確認しつつ、抗体検査を行いましょう。予防接種をしても抗体ができていない場合があります。抗体がないウイルスについてはもう一度打ち直すことになります。まずは抗体検査から始めましょう。

海外で予防接種

予防接種は日本だけでなく、海外でも打つことができます。タイにあるスネークファームが有名です。海外で打つ場合は、日本で打つ場合に比べて非常に予防接種を安く打つことができます。お金がない人には非常にオススメされています。しかし、海外で打った場合は保証がないため、副作用が出た場合は余計なお金がかかることになります。

日本で予防接種を打った場合、日本で認可されているワクチンであれば副作用が出ても保証があります。安心して打つことができます。しかし、認可ワクチンは使い勝手が悪いので、未認可ワクチンを打つことになると思います。その場合は副作用が出ても保証がないですが、副作用の治療には国民健康保険が使えるので、安く治療できます。また、予防接種をしてくれる病院では日本語が通じるので、しっかり話し合って予防接種のスケジュールを組みことができます。かなり安心です。なので、日本でワクチンを打つことがおすすめです。お金はかかりますが。

どうしてもお金がない人のみ海外で打つようにしたほうがいいと思います。

A型肝炎

水や生の食べ物などから感染します。重症化することはまれですが、注意していても感染する可能性が高く、発症すると治療に非常に時間をとられるので、できればワクチンを打っておきましょう。

症状:全身の倦怠感、全身の痛み、下痢、吐き気、発熱、黄胆など様々な症状を引き起こします。まれに重症化し、死亡する例があります。

潜伏期間:平均してひと月程です。

治療:効果的な治療方法がなく、栄養をとって寝るだけになります。治癒までに数週間~数ヶ月かかるので、だいぶ時間を奪われます。

感染経路:生水や生の食べ物、加熱が不十分な食べ物から感染します。食器や氷、歯磨き時のうがい、シャワーなどの水を使った際など、注意しようがない所から感染する事があります。

流行地域:欧州や米を含めた世界中で広く流行しています。特に、下水道が整ってない・衛生的じゃない地域、アジアやアフリカ、中南米などで特に流行しています。

ワクチン:1回打てば数週間効果があるワクチンがあります。数回打つことで何年も効果がもつようになります。旅行期間によって打ちわけましょう。

B型肝炎

気を付けていれば感染することはありませんが、不衛生な病院で治療を受けた時などで感染してしまうことがあります。発症すると治療に非常に時間をとられるので、できればワクチンを打っておきましょう。

症状:全身の倦怠感、全身の痛み、下痢、吐き気、発熱、黄胆など様々な症状を引き起こします。3割ほどの人が急性肝炎を起こします。まれに劇症肝炎を起こし、死亡する例があります。

潜伏期間:ひと月~半年ほどです。

治療:急性肝炎、劇症肝炎を起こした場合は入院して治療する必要があります。ひどくない場合は栄養をとって寝るだけになります。

治癒までに時間がかかるので、だいぶタイムロスになります。

感染経路:血液や体液から感染します。性行為や不衛生な病院、刺青など血液や体液が直接接触する場所で感染します。気をつけていればよっぽど大丈夫でしょう。

流行地域:欧州や米を含めた世界中で広く流行しています。アジアやアフリカ、中南米などで特に流行しています。

ワクチン:1回だけでは効果がないので、複数回打つことになります。

日本脳炎

蚊が媒介します。多くの人は感染しても発症しませんが、発症し重症化すると死亡したり、後遺症が残る場合が多いです。注意していても蚊は刺してくるので、もしものためにワクチンは打っておきましょう。

症状:高熱、頭痛、吐き気などが起こります。重症化すると意識障害やけいれんなどが起こります。
重症化した場合は死亡率が高く、回復しても後遺症が残る場合が多いです。

潜伏期間:1・2週間ほどです。

治療:効果的な治療方法がないので、栄養をとって寝るだけになります。重症化した場合は入院する事になります。

感染経路:蚊が媒介します。虫除けなどの道具を使って出来るだけ蚊に刺されないようにしましょう。

流行地域:アジアで広く流行しています。特に東南アジア、南アジアで流行しています。

ワクチン:幼少期に予防接種をしていれば、1回で済みます。予防接種をしていない場合や効果がきれてる場合は複数回打つ必要があります。

破傷風、ジフテリア、百日咳、ポリオ

4種混合ワクチンがあるので、1回打てばすべてのワクチンを接種できます。世界中で広く感染する可能性があるものなので、基本的で大切なワクチンです。必ず打つようにしましょう。

子供のころに定期予防接種でワクチンを打っている人もいるので、抗体検査で抗体ができているか確認しましょう。抗体検査次第でワクチンを打つ回数がかわります。

狂犬病

発症するとほぼ100%死にます。犬だけでなく、ほとんど全ての哺乳類から感染する可能性があります。死なないようにワクチンは必ず打っておきましょう。

症状:中枢神経に感染した場合、数日で死亡します。末梢神経に感染した場合、ゆっくりと死亡します。

潜伏期間:感染経路と感染したウイルス量によって1週間から1年間まで可能性があります。

治療:噛まれたりした場合、すぐに石鹸と流水で洗い流し、消毒をしてください。その後直ちに病院で治療を受けましょう。すぐにワクチンを打てば大丈夫です。予防接種でワクチンを打った回数と感染した地域によって治療で打つワクチンの回数がかわります。

感染経路:感染している哺乳類に噛まれたり、引っかかれたり、傷口や口などの粘膜をなめられたりすると感染します。

流行地域:世界中で流行しています。

ワクチン:予防接種として3回打てば基礎免疫が付きます。3回打てば、噛まれた後の接種は2回で済みます。

髄膜炎菌

上のリンクに乗っていませんが、中央アフリカに行く場合は必ずワクチンを打ちましょう。発症すると後遺症が残ったり、最悪死亡することがある感染症です。

症状:頭痛、高熱、吐き気、頭部の硬直が起こります。重篤化した場合、適切に治療しても後遺症が残る場合が多く、2割くらいの人が死亡します。治療しなければ、ほとんどの人が死亡します。

潜伏期間:1週間程です。

治療:入院し、抗生物質による治療が必要です。できるだけ早く治療しないと、死亡率が高まります。流行地域では、適切な治療を受けられる環境が整っていないことがあるため、ワクチンを接種し、発症させないようにしましょう。

感染経路:感染者の咳やくしゃみで生じた飛沫から感染する飛沫感染です。

流行地域:中央アフリカで広く流行しており、西のセネガルから東のエチオペアまでが髄膜炎ベルトと呼ばれ、特に流行しています。

ワクチン:1回打てば有効なワクチンがあるので、流行地域に行くときは必ず摂取しましょう。

腸チフス

生水や生の食べ物から感染します。気を付けていても感染する場合があり、最悪死亡するのでもしものためにワクチンは打っておきましょう。

症状:高熱、頭痛、疲労感、吐き気、便秘、下痢などの症状が起こります。重症化すると腸出血などを起こし、最悪死亡します。

潜伏期間:1月以内に発症します。

治療:抗生物質で治療します。症状が治まっても菌が完全に死んでおらず、再発する場合があるので、指示された期間は薬を飲み続けましょう。

感染経路:生水や生の食べ物から感染します。

流行地域:世界中の衛生環境の整っていない地域で流行しています。

ワクチン:1回打てば数年有効なワクチンがあります。出発前に打つようにしましょう。

ダニ媒介性脳炎

ダニが媒介する脳炎です。ほとんどの人は発症せず、軽い症状で終わる場合が多いです。まれに重症化することがあります。流行地域に長く滞在する場合はワクチンを打つようにしましょう。

症状:頭痛、発熱、全身の痛み、全身の倦怠感が起こります。まれに重症化し、脳に障害が起きたり最悪死亡します。

潜伏期間:数週間です。ほとんどの人が発症せずに終わります。

治療:有効な治療法がないので、栄養をとって寝るだけです。

感染経路:ウイルスを持ったダニが噛むことによって移ります。まれに、ウイルスに感染した動物から搾った牛乳から感染する場合があります。

流行地域:東・中央欧州からロシア、中国北部を中心に広く流行しています。

ワクチン:国内認可ワクチンがありません。必要な場合はワクチンを打つようにしましょう。

黄熱病

発症した場合は致死率が非常に高いです。また、ワクチンを打たないと入国できない国があるので必ずワクチンは打つようにしましょう。

症状:高熱、頭痛、吐き気、全身の痛みを起こします。数日で回復することがありますが、重症化すると臓器から出血したり黄疸がでたりし、最悪死亡します。重症化した場合の致死率は50%近くあります。

潜伏期間:1週間ほどです。

治療:特別な治療方法がなく、回復するのを待つだけになります。感染にないようにすることが重要です。

感染経路:蚊に刺されることで感染します。虫除けなどの道具を使って出来るだけ蚊に刺されないようにしましょう。

流行地域:アフリカと南アメリカを中心に熱帯地方で流行しています。

ワクチン:1回打てば生涯有効なワクチンがあります。アフリカと南米に行く場合は必ず打ちましょう。ワクチンを打った証明がないと入国できない国があります。

麻疹・風疹・流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)・水痘(みずぼうそう)

4種混合ワクチンがあるので、1回打てばすべてのワクチンを接種できます。世界中で広く感染する可能性があるものなので、基本的で大切なワクチンです。必ず打つようにしましょう。

子供のころに定期予防接種でワクチンを打っている人もいるので、抗体検査で抗体ができているか確認しましょう。また、これらの病気にかかったことがあると、抗体ができていたりします。抗体検査次第で打つワクチンがかわります。

マラリア

熱帯・亜熱帯地域で広く流行しています。1年間で何億人も感染し、何十万人が死亡しいています。ワクチンはないですが、予防薬があるのでマラリア流行地域に行く場合は飲むようにしましょう。気を付けていないと死亡します。

症状:4種類のマラリアがあります。共通している症状は高熱、頭痛、吐き気、関節痛などがあります。熱帯熱マラリアは重症化し、脳症や臓器不全などを起こし、死亡する場合があります。

潜伏期間:1~4週間です。

治療:抗マラリア薬を投与します。マラリアの種類や感染した地域によって治療方法が違います。種類によっては速やかに治療しないと死亡する場合があるので、症状が出たらすぐに病院へ行くようにしましょう。

感染経路:マラリア原虫を持った蚊に刺されることで感染します。日没から日の出までで活発に活動します。虫除けなどの道具を使って出来るだけ蚊に刺されないようにしましょう。

流行地域:アジア、アフリカ、南アメリカ、中東まで世界中の熱帯・亜熱帯地域で広く流行しています。

ワクチン:ワクチンがないです。予防薬があります。地域によっては適切な治療を受けられない場合があるので、マラリア流行地域に行く場合は必ず予防薬を飲むようにしましょう。

 

あとがき

日本では、危険な感染症に感染することはほとんどありませんが、世界のほとんどの国では、ヤバい感染症に感染することがあります。

医療の発達していない地域で感染してしまえば一巻の終わりです。

感染しないようにくれぐれも注意するとともに、予防接種をしていきましょう。

死んでしまえばそこで終わりです。生きているからこそ、旅を楽しむことができるのです。