こんにちは。YoFuです。
今回は旅行で1番頻繁に遭遇する危険についてです。しかし、多くの人があまり危険だと認識していないのではないでしょうか。
犬の問題です。
実は、世界中で毎年多くの人が犬に殺されているのです。
日本に住んでいると犬の危険性を感じることは殆ど無いでしょう。野良犬はいませんし、狂犬病も駆逐されています。
しかし、国によっては野良犬が街中をウロウロ歩き回り、狂犬病も蔓延しています。むしろ、こういった国の方が多いです。日本が恵まれているのです。
なので今回は日本では遭遇することがないけど、海外では頻繁に遭遇する危険。犬の危険性について解説していきます。
危険その1.狂犬病
全世界で毎年、約59000人が狂犬病で死亡しています。このうちの99%の原因が犬です。約9分に1人のペースで犬に殺されています。
上の画像を見てください。厚生労働省がまとめた、狂犬病の発生状況です。
見て分かると思いますが、狂犬病は世界中で広く発生しています。
狂犬病を駆逐出来た国は日本や英国、オーストラリア、ニュージーランド、スカンジナビア半島の国々などのほんのわずかな国だけです。しかも、ほとんどが島国。
大陸を旅行しているときは、狂犬病の危険がつきまとうということです。日本とは別物だという意識を持って行動してください。とっても可愛い犬がいても近づかないことをオススメします。
ちなみに、感染ルートは限られているので注意していればよっぽど感染することはないかと思います。
感染ルートは主に、狂犬病に感染した動物の体液が人間の体内に入ることです。
犬に噛まれたり、傷口を舐められたり、唾液がついた爪で引っかかれたりした場合は必ず病院へ行きましょう。ワクチンを打てば発症しませんが、もしもほかっておいて発症してしまった場合は致死率100%です。
以下のサイトで狂犬病について解説してあります。
https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/rabies#
危険その2.単純に襲われる
シンプルなケースです。襲われて食べられる。
ニュースでたまに報道されています。
そもそも、犬は鋭い牙を持ち、群れで狩りをする動物です。危険な生き物です。
https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/animal-bites
WHOによると、犬に噛まれる被害は世界中で年間、数千万件も起こっています。
アメリカだと、年間で450万人が犬に噛まれる被害にあっています。そのうちの885000人が病院にかかり、かかったうちの30000人が外科で再建手術を受けています。数十人が犬に襲われたことで死亡しています。
これはほかの高所得国でも同様です。
中低所得国はデータがありませんが、これより多くの人が噛まれ、病院にかかり、死亡しています。
アメリカで年間数十人が犬に襲われて死亡しており、ほかの高所得国でも同様で、中低所得国ではさらに被害が多いとなると、単純に犬に襲われて死亡する人は年間で数千人いてもおかしくありません。
はっきりとしたデータがないので正確な数字はわかりませんが、年間で数千人が犬に襲われて死亡しているといっても過言ではないように思えます。
犬に襲われる危険を下げるための注意点
その1.犬に近づかない
野良犬だけじゃなく、飼い犬にも近づかないのが安全です。飼い犬でも狂犬病に感染している可能性があります。
その2.何かを食べながら、人気のない道を歩かない
私が旅先で出会った人がこの状況で襲われそうになったそうです。
サンドイッチを食べながら人気のない夜道を歩いていたら、野良犬に囲まれてめちゃくちゃ威嚇されたそうです。食べていたサンドイッチを放り投げたら、それを追いかけていったので無事だったそうです。めちゃくちゃ怖かったと言っていました。
街中なら食べ歩きしていても大丈夫だと思いますが、人気がないところだと襲われても周りに助けを求める事ができず、一巻の終わりです。注意しましょう。
最後に
勘違いしていただきたくなので言っておきますが、私は犬が好きです。
海外だとこういうこともあるから気をつけてくださいという内容の記事です。