こんにちは。YoFuです。
今回は海外でかかる感染症をヤバい順でランキングしました。
日本では存在していないヤバい感染症が世界には溢れています。致死率や症状、治療法などを考慮した独断と偏見のランキングです。
ほとんどの感染症は4つくらいの感染経路に分けられます。
・1つ目が傷口から細菌が侵入する場合。
・2つ目は蚊やハエなどの虫に刺された場合。
・3つ目は汚染された水や食べ物を口にした場合。
・4つ目は感染している動物と触れ合った場合。
注意していてもどうしようもない感染症もありますが、注意していれば感染するリスクはだいぶ低くなります。一度感染してしまうと取り返しのつかない感染症もあります。油断しないことが大切です。世界ではけっこうな数の人が死んでいます。
注意点として、水や食べ物には気をつける。怪我をしたらすぐに消毒して水と土にふれない。蚊に刺されないように、肌は出さず虫よけを行う。動物には近寄らない。性行為をするときはコンドームを付ける。予防接種がない細菌は山程あります。油断しないことが大切です。
全67つのランキングのうち、45位から67位までです。カウントアップ形式でどうぞ!
※ランキング内の致死率は治療しなかった場合です。
※今回の感染症は『厚生労働省検疫所FORTH感染症についての情報』を参考にしました。
- 45位:肺炎球菌感染症
- 46位:バルトネラ菌関連疾患
- 47位:リフトバレー熱
- 48位:コクシジオイデス症
- 49位:ヒストプラスマ症
- 50位:ジアルジア症(ランブル鞭毛虫症)
- 51位:クリプトスポリジウム症
- 52位:サイクロスポーラ症
- 53位:カンピロバクター感染症・サルモネラ感染症
- 54位:腸管出血性大腸菌感染症
- 55位:腸炎ビブリオ
- 56位:細菌性赤痢
- 57位:蠕虫症(ぜんちゅうしょう)
- 58位:疥癬(かいせん)
- 59位:蟯虫症(ぎょうちゅうしょう)
- 60位:ポリオ(急性灰白髄炎)
- 61位:水痘(みずぼうそう)
- 62位:手足口病
- 63位:麻しん(はしか)
- 64位:風疹
- 65位:皮膚幼虫移行症
- 66位:トキソプラズマ症
- 67位:ロタウイルス感染症
45位:肺炎球菌感染症
肺炎球菌による感染症です。肺炎球菌は100種近くあり、重篤な症状を引き起こすのはほんの一部なので、致死率は低いです。
症状がない種類の肺炎球菌が多いので、多くの人は肺炎球菌をもったまま生活しています。人から人へ飛沫感染するので、感染機会がかなり多いです。肺炎球菌の種類によって起こる症状は違いますが、たいていは肺炎が起こります。細菌が脊椎に侵入すると、首が動かしにくくな合ったり、痛みが生じます。
重症化する種類に対してのワクチンがあるので予防接種できます。抗生物質がきくので治療もできます。
致死率:低い。
感染経路:感染者の咳やくしゃみなどの飛沫から感染します。
潜伏期間:種類によりますが、数日から数週間ほどです。
症状:発症しない人が大半です。発症した場合は種類によりますが、風邪のような症状が起きて肺炎になることが多いです。まれに髄膜炎を引き起こすことがあります。
流行地:世界中。
治療法:抗生物質で治療します。
ワクチン:あり。
46位:バルトネラ菌関連疾患
バルトネラ属の細菌による感染症です。ほとんど死にませんが、稀に重症化して死ぬことがあります。
ネコに引っかかれて感染することが多いのでネコひっかき病とも呼ばれています。ネコに引っかかれた場所から細菌が体に侵入し、数日で引っかかれた箇所に発疹ができ、2週間ほど経つとリンパ節が腫れてきます。ほかっておけば数ヶ月で自然に回復します。稀に重症化して死にます。
ネコ以外にもネコを吸血したノミ、コロモジラミ、サシチョウバエに刺されて感染することもあります。ネコは野良だけでなく、ペットからでも感染するので、ネコは全般に注意が必要です。かわいいものにはトゲがあります(笑)
致死率:ほぼ0%。
感染経路:ネコに引っかかれるか、ネコを吸血したノミ、コロモジラミ、サシチョウバエに刺されて感染します。
潜伏期間:数日。
症状:ネコに引っかかれた場所に発疹ができ、2週間ほどでリンパ節が腫れて風邪のような症状が出ます。重症化した場合、炎症が全身に広がります。
流行地:世界中。
治療法:長いと数ヶ月ほどで自然に回復します。抗生物質で治療もできます。
ワクチン:なし。
47位:リフトバレー熱
リフトバレー熱ウイルスによる感染症です。蚊が媒介します。ほぼ死にません。
感染してから数日で発症します。インフルエンザのような症状が現れます。ほかっておけば数日で自然に回復します。重症化した場合、全身から出血したり失明したりしますが、感染者の大半は軽症です。もし、重症化した場合は病院へ行きましょう。ワクチンも治療薬もないので重症化しないように祈りましょう。
致死率:ほぼ0%。
感染経路:蚊が媒介します。
潜伏期間:数日。
症状:インフルエンザのような症状が出ます。重症化すると全身から出血したり失明したりします。
流行地:アフリカ。
治療法:数日で自然に回復します。
ワクチン:なし。
48位:コクシジオイデス症
ほとんど死にません。コクシジオイデス種のカビが人に生えることによる感染症です。
カビが含まれたホコリを吸い込むことで感染します。感染しても症状が出ない人が大半です。発症するとインフルエンザのような症状がでます。重症化すると重度の肺炎や全身に炎症が起こります。AIDSなどで免疫力が低下している人は発症して重症化しやすいです。ワクチンはありませんが治療薬があります。土埃がひどい場合は顔を覆いましょう。
致死率:ほぼ0%。
感染経路:カビが含まれたほこりを吸い込むことで感染します。
潜伏期間:数週間。
症状:症状が出ない人がほとんどです。インフルエンザのような症状が出ます。免疫力が低下している場合は重症化して、重度の肺炎や全身の炎症などを引き起こします。
流行地:アメリカ、中南米。
治療法:軽症の場合は自然に回復することが多いですが、重症化する可能性があるので抗真菌剤で治療をしましょう。
ワクチン:なし。
49位:ヒストプラスマ症
ほとんど死にません。ヒストプラスマ種のカビが人に生えることによる感染症です。
カビは鳥やコウモリのうんこの中に含まれており、すみかである洞窟などに行くときに感染の危険が高まります。
感染しても症状が出ない人が大半です。発症すると風邪のような症状がでます。重症化するといろいろな臓器の障害やリンパ節の腫れなどが起こります。AIDSなどで免疫力が低下している人は発症して重症化しやすいです。
洞窟などに行くときは顔を覆うなどの対策をしてから行きましょう。
致死率:ほぼ0%。
感染経路:鳥やコウモリのうんこの中に含まれているカビを吸い込むことで感染します。
潜伏期間:数日から数週間。
症状:症状が出ない人がほとんどです。風邪のような症状が出ます。免疫力が低下している場合は重症化して、多臓器不全やリンパ節の腫れなどを引き起こします。
流行地:世界中。
治療法:軽症の場合は自然に回復することが多いですが、重症化する可能性があるので抗真菌剤で治療をしましょう。
ワクチン:なし。
50位:ジアルジア症(ランブル鞭毛虫症)
ほとんど死にません。ランブル鞭毛虫が体に寄生し、下痢や腹痛などを引き起こします。
原虫に汚染された水や食べ物、寄生された人のうんこからうつります。食事の前にはしっかりと手を洗って、加熱してあるものを食べましょう。また、汚い川や湖などの水辺からうつることもあるので、ガンジス川で沐浴する際は注意しましょう。
駆虫薬を使えば症状は収まります。腹を壊すのはバックパッカーの伝統です(笑)
致死率:ほぼ0%。
感染経路:寄生された人のうんこに汚染された水や食べ物を口にしたり、汚染されたものに触れた手で口を触ったり食事したりすると寄生されます。汚い水辺で遊ぶことでも寄生されます。
潜伏期間:1・2週間。
症状:下痢や腹痛、嘔吐で体から水分が抜け、脱水症状が起こります。
流行地:世界中。
治療法:数週間で自然に回復しますが、症状が長引くので治療薬を飲みましょう。
ワクチン:なし。
51位:クリプトスポリジウム症
ほとんど死にません。
クリプトスポリジウム原虫が体に寄生し、めちゃくちゃ下痢を引き起こします。ほとんどの人が2・3週間程度で自然に回復します。クリプトスポリジウム原虫に寄生された人のうんこからうつります。食事の前にはしっかりと手を洗って、加熱してあるものを食べましょう。駆虫薬を使えば症状は収まるので、ひどい場合は病院へ行きましょう。
致死率:ほぼ0%。
感染経路:寄生された人のうんこに汚染された水や食べ物を口にしたり、汚染されたものに触れた手で口を触ったり食事したりすると寄生されます。
潜伏期間:数日から2週間ほど。
症状:下痢や嘔吐、腹痛、発熱。
流行地:世界中。
治療法:数日で自然に回復します。症状がひどい場合は駆虫薬で治療できます。
ワクチン:なし。
52位:サイクロスポーラ症
クリプトスポリジウム症と似たような感染症です。ほとんど死にません。
原虫が体に寄生してめちゃくちゃ下痢を引き起こします。原虫に汚染された水や食べ物からうつります。食事の前にはしっかりと手を洗って、加熱してあるものを食べましょう。ほっとけば自然に回復します。症状がひどい場合は駆虫薬で症状は収まります。
致死率:ほぼ0%。
感染経路:汚染された水や食べ物を口にすることで寄生されます。人のうんこからは寄生されません。
潜伏期間:数日から2週間ほど。
症状:下痢や嘔吐、腹痛、発熱。
流行地:世界中。
治療法:数日で自然に回復します。症状がひどい場合は駆虫薬で治療できます。
ワクチン:なし。
53位:カンピロバクター感染症・サルモネラ感染症
ほぼ死にません。旅行者がよくかかる食中毒です。
下痢をメインに、体調不良を引き起こします。生水や食べ物から感染します。1週間ほどで自然治癒します。サルモネラ感染症は数日で自然治癒しますが、症状が激しいです。症状がひどい場合は病院へ行きましょう。
日本でもよく聞く感染症です。非常にポピュラーな感染症です。
致死率:ほぼ0%。
感染経路:菌に汚染された水や食べ物を口にすることで感染します。
潜伏期間:数日。
症状:下痢と風邪のような症状が起こります。極稀にギラン・バレー症候群を引き起こします。
流行地:世界中。
治療法:1週間ほどで自然に回復します。
ワクチン:なし。
54位:腸管出血性大腸菌感染症
ほぼ死にません。旅行者がよくかかる食中毒です。腹痛と下痢などを引き起こします。ひどくなると、下痢に血が混じったり、内蔵に異常が起きたり、痙攣が起きたりします。数日で自然に回復しますが、症状がひどい場合は病院へ行きましょう。これも生水や食べ物が引き起こします。生は絶対に口にしないようにしましょう。腹を壊すのはバックパッカーの伝統です(笑)
致死率:ほぼ0%。
感染経路:腸管出血性大腸菌に汚染された水や食べ物を口にすることで感染します。
潜伏期間:数時間。
症状:腹痛と下痢、腸から出血して下痢に血が混じることがあります。毒素が内蔵に広がって重症化すると、内臓に異常が起きたり痙攣したりすることがあります。
流行地:世界中。
治療法:数日で回復します。重症化した場合は抗菌剤を使用します。
ワクチン:なし。
55位:腸炎ビブリオ
ほぼ死にません。旅行者がよくかかる食中毒です。
腹痛と下痢などを引き起こします。すぐに自然回復します。腸炎ビブリオ菌に汚染された水や食べ物を口にすることで感染します。必ず火を通したものを食べるようにしましょう。
致死率:ほぼ0%。
感染経路:腸炎ビブリオ菌に汚染された水や食べ物を口にすることで感染します。
潜伏期間:数時間。
症状:腹痛と下痢。
流行地:世界中。
治療法:自然に回復します。
ワクチン:なし。
56位:細菌性赤痢
ほぼ死にません。旅行者がよくかかる食中毒です。
腹痛と下痢、発熱を引き起こします。ひどい場合だと血便が出ます。いずれの症状も数日で自然に回復します。しんどいときだけ病院へ行きましょう。生水や食べ物から感染します。予防接種はないですが、ほぼ死なないのであまり気にする必要はないでしょう。
致死率:ほぼ0%。
感染経路:赤痢菌に汚染された水や食べ物を口にすることで感染します。
潜伏期間:数日。
症状:腹痛や発熱、下痢。ひどい場合は腸から出血して血便やしぶり便が起こります。
流行地:世界中。
治療法:数日で自然に回復します。症状が重い場合は、抗菌薬を使います。
ワクチン:なし。
57位:蠕虫症(ぜんちゅうしょう)
ほぼ死にません。土壌に存在している蠕虫が体に寄生する感染症です。
蠕虫はワームとも呼ばれるミミズみたいな細長いウネウネした虫の総称です。寄生された蠕虫の種類によって症状が違います。ただ、無症状の場合が多いです。なんか体調がおかしいなと思ったら病院へ行きましょう。駆虫薬を飲めば大丈夫です。
見た目が気持ち悪いです。
致死率:ほぼ0%。
感染経路:寄生虫に汚染された土に触れたり、やそこで栽培された農作物を生で食べることで寄生されます。
症状:無症状が多い。症状が出たとしても、軽いものから重いものまで様々。
流行地:世界中。
治療法:駆虫薬。
ワクチン:なし。
58位:疥癬(かいせん)
ほぼ死にません。全身がめちゃくちゃ痒くなる感染症です。ある意味最も辛い感染症かもしれません。
ダニが体に寄生することによって、かゆみを引き起こします。寄生されている人に触れたり、寄生された人が使っていた、宿のベッドから感染するので汚い宿は避けるか、シーツを変えてもらいましょう。駆虫薬を使えば、症状は収まります。痒くなったら病院へ行きましょう。
全身が今までに経験したことないくらい痒くなるので、絶対になりたくない感染症の一つです。
致死率:ほぼ0%。
感染経路:患者と接触することで感染します。患者の使っていた寝具からも感染します。
潜伏期間:数週間から数ヶ月。
症状:体中が痒くなります。特に、夜に激しく痒くなります。皮膚に大量のぶつぶつができ、皮膚がボロボロと大量に落ちてきます。
流行地:世界中。
治療法:駆虫剤が含まれた塗り薬を塗ります。
ワクチン:なし。
59位:蟯虫症(ぎょうちゅうしょう)
これもほぼ死にません。蟯虫が体に寄生し、夜におしりが痒くなる感染症です。
寄生した蟯虫は、夜になると肛門の周りに卵を産み付けます。それによって痒みが引き起こされます。
蟯虫に寄生されたうんこから寄生されます。食事の前にはしっかりと手を洗って、加熱してあるものを食べましょう。ほかっておいても治らないので、夜だけお尻がとてもかゆくなる人は病院へ行きましょう。駆虫薬を使えば蟯虫を駆除できるので、症状は収まります。
寄生されている人はうんこに白い糸みたいなものが大量についていたり、夜にお尻をかくと手に白い糸みたいなものがつくみたいです。白い糸みたいなものは蟯虫です。
致死率:ほぼ0%。
感染経路:寄生された人のうんこに汚染された水や食べ物を口にしたり、汚染されたものに触れた手で口を触ったり食事したりすると寄生されます。
潜伏期間:1・2ヶ月ほどです。
症状:夜になると、蟯虫が肛門の周りに卵を産み付けるのでそれによって肛門周りが痒くなります。極稀に尿道炎や膣炎など、お尻の周りの臓器に炎症を起こすことがあります。
流行地:世界中。
治療法:駆虫薬。
ワクチン:なし。
60位:ポリオ(急性灰白髄炎)
子供がかかることが多く、大人がかかることは稀ですと言われていますが、最近は子供も大人も関係ないみたいです。
ポリオウイルスに感染した人のうんこから感染します。感染しても9割以上の人は発症しませんが発症すると怖い感染症です。
ほとんどの人は風邪のような症状で済みますが、脊髄にウイルスが入りこんだ場合、重症化します。手や足に麻痺が起こり、最悪、呼吸困難で死にます。麻痺が起こった場合の治療薬がないので、一生そのままです。ただ、重症化することは稀なので、よっぽど大丈夫だと思います。
万が一が怖いので、予防接種はしておきましょう。子供の頃に予防接種をしている人もいると思うので、抗体ができているかどうか検査してもらいましょう。
致死率:かなり低いです。
感染経路:感染者のうんこから感染します。汚染された水や食べ物を口にしたり、手で触れたあとに口をさわったりすることで感染します。
潜伏期間:数日から1月ほど。
症状:風邪に似た症状が起こります。ウイルスが脊椎に広がって重症化すると、手や足にダラっとした麻痺状態になり、最悪、呼吸困難で死にます。
流行地:途上国。
治療法:なし。重症化しなかった場合は自然に回復します。
ワクチン:あり。
61位:水痘(みずぼうそう)
ウイルスによる感染症で、人から人へうつります。感染力は麻しんと風疹の中間くらいです。子供がかかるとほぼ死にませんが、大人がかかると極稀に死にます。
子供の病気の代表とされるくらいなので、大人がかかることは稀ですが、大人が感染した場合は重症化することが多いです。全身に発疹ができ、水疱や膿疱にかわります。数日で自然に回復します。水疱や膿疱がかさぶたに変わってきたら治ってきた証拠です。免疫力が低下している場合には死ぬ可能性があるので、一応病院へ行くことをおすすめします。
子供の頃に予防接種をしている人もいると思うので、抗体ができているかどうか検査してもらいましょう。
致死率:大人の場合、極稀に死にます。
感染経路:患者と接触すると感染します。
潜伏期間:数週間。
症状:全身に発疹ができ、その後、水疱や膿疱ができます。重症化した場合、肺炎や脳炎を起こします。
流行地:世界中。
治療法:数日で自然に回復します。重症化した場合は抗生物質などを投与します。
ワクチン:あり。
62位:手足口病
子供がかかる感染症なので、大人がかかることは稀です。
手足口病の名前のとおり、手と足、口の中に水ぶくれができます。ほかっておいても数日で自然に回復します。稀に、重症化して脳炎が起こり死ぬことがあります。特効薬もワクチンもありませんが、大人がかかることは稀なので、あまり気にしなくて大丈夫でしょう。かかった場合は運が悪かったと思って、鎮痛剤を飲んで安静にしてましょう。
致死率:ほぼ0%。
感染経路:患者の咳やくしゃみなどの飛沫やうんこなどから感染します。
潜伏期間:数日。
症状:発熱して手と足、口の中に水ぶくれができます。
流行地:世界中。
治療法:数日で自然に回復します。
ワクチン:なし。
63位:麻しん(はしか)
麻しんウイルスによって引き起こされる感染症です。ほぼ死にません。
感染力にステータス全振りしているのでかなり感染力が強く、感染者と一緒の空間に少しの間いるだけで感染する場合があります。幸い、症状はそれほど強くなく、ひどい風邪のような症状が起こり、体温が激しく上下します。
ほとんどの人が子供の頃に予防接種を受けていると思うので、抗体検査をしてもらいましょう。ちなみに、別の病気と一緒にかかると重症化する場合があります。
致死率:ほぼ0%。
感染経路:感染者の近くにいると、空気・飛沫感染します。感染力が全ウイルスの中でトップクラスです。
潜伏期間:1・2週間ほど。
症状:高熱。
流行地:世界中。
治療法:数日で自然に回復します。
ワクチン:あり。
64位:風疹
風疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。ほぼ死にません。感染力は麻しんよりちょっと低いくらいです。
症状は麻しんより抑えめで、ひどい風邪のような症状が起こりますが、数日で自然に回復します。
妊婦や赤ちゃんがかかると重症化します。妊娠している人が旅に出ることはないと思いますが、もし旅に出る場合は注意してください。ワクチンがあって、ほとんどの人が子供の頃に予防接種を受けていると思うので、抗体検査をしてもらいましょう。
致死率:ほぼ0%。
感染経路:患者の咳やくしゃみなどの飛沫から感染します。感染力が高めです。
潜伏期間:数週間。
症状:発熱や発疹、リンパ節の腫れ、関節炎など。
流行地:世界中。
治療法:数日で自然に回復します。
ワクチン:あり。
65位:皮膚幼虫移行症
鉤虫という寄生虫に寄生される感染症です。死にません。
鉤虫は動物のうんこに含まれています。汚染された土のうえを裸足で歩いたり、直接触ったりすると皮膚を食い破って体内に侵入してきます。侵入すると、皮膚の下を動き回ります。動いた後が糸のような発疹になり、めちゃくちゃ痒くなります。長くて数ヶ月で自然に回復しますが、かゆみが我慢できない場合は、駆虫薬で寄生虫を駆除できますし、塗り薬でかゆみを抑えられます。病院で処方してもらいましょう。
皮膚を食い破って侵入してくるので、裸足であるき回らないようにしましょう。ヌーディストは特に要注意です。
致死率:0%。
感染経路:汚染された土の上を裸足で歩くと、皮膚が食い破られて侵入されます。
症状:かゆい。糸のような発疹がでます。
流行地:世界中。
治療法:長くて数ヶ月で自然に回復します。寄生虫は駆虫薬で駆除できます。かゆみは塗り薬で抑えられます。
ワクチン:なし。
66位:トキソプラズマ症
トキソプラズマ原虫という寄生虫に寄生される感染症です。ほぼ死にませんし、症状もでません。
寄生されても、9割以上の人は症状が出ません。症状が出ないので、気づかれないまま世界で25億人は寄生されていると言われています。
免疫力が低下している人に重篤な症状が出るので要注意です。妊娠している人も要注意です。妊娠している人が寄生されると、寄生虫が胎児に寄生して先天性の障害を引き起こしたり、最悪死産する可能性があります。
健康な人はほぼ100%発症しないので、気にする必要はありません。帰国した際に検査をして寄生されていないか確かめたほうが良いと思います。周りにうつしたらまずいので。もしも寄生さていたとしても、寄生虫は駆虫薬で駆除できるので大丈夫です。
致死率:健康な人はほぼ0%です。
感染経路:寄生虫に汚染された水や食べ物を口にすることで感染します。稀に人から人へうつります。
症状:ほとんどの人は発症しません。まれに無痛でリンパ節が腫れたり、発熱します。免疫力が低下している人に重篤な症状が出ることがあります。脳に炎症が起きて筋肉の麻痺や錯乱、けいれんなどの症状が起きて最悪死にます。
流行地:世界中。
治療法:自然に回復します。駆虫薬で寄生虫を駆除できます。
ワクチン:なし。
67位:ロタウイルス感染症
ロタウイルスによる感染症です。ほぼ死にません。
激しい嘔吐と下痢、発熱を起こします。発症するのは主に乳幼児で大人はほぼ発症しません。発症しても軽症ですみます。大人は発症しない上に、発症しても自然に回復するので特に注意する必要はないでしょう。
致死率:大人はほぼ死にません。
感染経路:感染者の吐瀉物やうんこに含まれています。汚染された水や食べ物などから感染します。
潜伏期間:数日。
症状:激しい下痢と嘔吐。重症化すると激しい脱水状態になります。
流行地:世界中。
治療法:自然に回復します。
ワクチン:あり。
いかがでしたでしょうか。実に様々な感染症があることがわかっていただけたと思います。軽いものから、死んでしまうような重いものまで実に様々です。今回紹介した感染症は、ほんの一部です。世界には未知の感染症にあふれています。ですが、感染症について知ることで対策は可能です。死ななければ旅は続けられます。感染症で死んでしまわないように自己防衛をしましょう。いのちがあるからこそ、旅を楽しむことができます。ぜひ、旅を楽しんでください。