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世界のヤバい感染症ランキング 前編

こんにちは。YoFuです。

今回は海外でかかる感染症をヤバい順でランキングしました。

日本では存在していないヤバい感染症が世界には溢れています。致死率や症状、治療法などを考慮した独断と偏見のランキングです。

ほとんどの感染症は4つくらいの感染経路に分けられます。

・1つ目が傷口から細菌が侵入する場合。

・2つ目は蚊やハエ、ノミ、ダニなどの虫に刺された場合。

・3つ目は汚染された水や食べ物を口にした場合。

・4つ目は感染している動物と触れ合った場合。

注意していてもどうしようもない感染症もありますが、注意していれば感染するリスクはだいぶ低くなります。一度感染してしまうと取り返しのつかない感染症もあります。油断しないことが大切です。世界ではけっこうな数の人が死んでいます。

注意点として、水や食べ物には気をつける。怪我をしたらすぐに消毒して水と土にふれない。蚊に刺されないように、肌は出さず虫よけを行う。動物には近寄らない。性行為をするときはコンドームを付ける。予防接種がない細菌は山程あります。油断しないことが大切です。

全67つのランキングのうち、1位から20位までです。カウントアップ形式でどうぞ!

※ランキング内の致死率は治療しなかった場合です。

※今回の感染症は『厚生労働省検疫所FORTH感染症についての情報』を参考にしました。

 

1位:狂犬病

狂犬病ウイルスによる感染症です。絶対に死にます。

狂ったイヌの病気という名前がついていますが、イヌだけではなくて全ての動物からうつります。気をつけていればよっぽど感染することはないかと思います。アクシデントでガッツリ噛まれてしまった場合、多くて5回ほどワクチンを摂取する必要があります。予防接種をしていた場合は2回ほどで済みます。

世界中で狂犬病は流行しているので、世界中のどこでもよっぽどワクチンを摂取することはできますが、もしも、ワクチンが手に入らないような田舎で噛まれた場合やたまたまワクチンの在庫が切れていた場合など最悪の事態が起こる可能性があります。狂犬病の予防接種は是非ともやっておきましょう。死にたくなければ!

致死率:ほぼ100%

感染経路:ウイルスをもっている動物全てに噛まれたり、引っかかれたり、傷口を舐められると感染します。主にイヌ、ネコ、コウモリ、キツネなど。

潜伏期間:平均で1〜3ヶ月。長いと1年ほど。

症状:最初は風邪のような症状が出ます。その後、ウイルスが脳に炎症を起こし、錯乱・興奮・幻覚・不眠・恐水症などの症状が出て、昏睡状態に陥って死にます。

流行地:世界中

治療法:ワクチンを摂取します。予防接種の回数によって摂取の回数が減ります。

ワクチン:あり

2位:マラリア

マラリア原虫による感染症です。致死率高いです。

アフリカで流行しているイメージがありますが、アジアや中南米でも流行しています。流行地域がめちゃくちゃ広いので感染機会がとても多いです。

マラリア原虫の種類は5つあって、そのうちの熱帯熱マラリア原虫が致死率めちゃくちゃ高いです。運良く生き延びても、大変な後遺症が残る可能性が高いです。絶対に予防接種を打ちましょう。と言いたいのですが、マラリアにはワクチンがありません。予防薬しかありません。定期的に飲んで一時的に感染しないようにするという形です。流行地域が広いので油断大敵です。大丈夫だろうが大変な事態を引き起こします。気をぬかないようにしましょう。

マラリアは蚊が媒介するので、肌の露出を避けて虫よけをしっかりと行い、蚊に刺されないようにしましょう。ちょっと風邪っぽい気がしたら、すぐに病院へ行きましょう。いのちだいじに。

致死率:かなり高い。マラリア原虫の種類による。

感染経路:蚊(ハマダラカ属)が媒介します。

潜伏期間:熱帯熱、三日熱、卵型マラリアは2・3週間。四日熱は数ヶ月から数年。

症状:ひどい風邪のような症状が出ます。その後色んな合併症を起こして死にます。

流行地:アフリカ、中東、アジア、中南米。

治療法:治療薬を投与します。

ワクチン:なし。予防薬あり。

3位:黄熱病

これも致死率高くて流行地域がめちゃくちゃ広いです。

マラリアと違って、これにはワクチンがあるという点です。しかも、一回打てば一生有効です。最強のワクチンです(笑)そもそも、流行地域では、予防接種をしなければ入れない国がほとんどなので、したくなくても予防接種するハメになります。

マラリアと同じく、蚊が媒介するので、肌の露出をさけて虫よけをしっかりと行い蚊に刺されないようにましょう。ちょっと風邪っぽい気がしたら、すぐに病院へ行きましょう。致死率が高く、運良く生き延びても臓器不全などの重大な後遺症が残る可能性があります。ただ、予防接種をするハメになるのでよっぽど大丈夫かと思います。

致死率:かなり高い。

感染経路:蚊(主にネッタイシマカ)が媒介します。

潜伏期間:数日。

症状:ひどい風邪のような症状が出ます。重症化しなけければ数日で回復します。重症化した場合、黄疸や臓器の出血、痙攣、多臓器不全で死にます。生き延びても後遺症が残る可能性があります。

流行地:アフリカ、中南米

治療法:治療薬がないので、対症療法をします。

ワクチン:あり。

4位:炭疽(たんそ)

これもかなり致死率が高いです。

炭疽にかかった動物を触ったり、食べたりすることで炭疽菌が体内に入り、起こる感染症です。しっかりと火を通しても感染することがあります。

皮膚炭疽、腸炭疽、肺炭疽の3種類あります。致死率はそれぞれ20%、50%、90%とめちゃくちゃ高いです。腸炭疽は腸が壊死して死にます。肺炭疽は息できなくなって死にます。自然で肺炭疽に感染することはめったにありません。自然に感染するのは9割以上が皮膚炭疽です。

バイオテロや生物兵器に用いられることがある、非常に危険な感染症です。実際に、アメリカでバイオテロが行われ、なくなった人もいます。流行地では動物に触らない、感染してない証明がある動物しか食べないなど、感染対策を徹底しましょう。

致死率:皮膚炭疽は20%、腸炭疽は50%、肺炭疽は90%。

感染経路:炭疽にかかった動物や炭疽で死亡した動物の死骸を触ったりした場合は皮膚炭疽に、食べたりした場合は腸炭疽に、炭疽菌を大量に吸い込んだ場合は肺炭疽に感染します。

潜伏期間:数日

症状:大きく分けて3種類あります。

・皮膚炭疽:発疹ができてイボ状のできものになり、えぐれて潰瘍になります。徐々に黒くて硬いカサブタのようなものになっていきます。

・腸炭疽:発熱と嘔吐、強烈な腹痛、血便が起こります。腸が壊死して死にます。

・肺炭疽:インフルエンザのような症状が起こり、呼吸困難で死にます。

流行地:世界中。

治療法:抗生物質で治療します。肺炭疽には効かないことがあります。

ワクチン:あるが、副作用が非常に強いので用いられない。

5位:エボラウイルス病(エボラ出血熱)

エボラウイルスによる感染症です。感染力がかなり強くて致死率もかなり高いです。

早期に適切な治療を受ければ回復することが多いのですが、残念なことに流行地域のアフリカは医療設備が不十分なところが多くて治療を受けられるかどうかわかりません。さらに残念なことに、ワクチンと治療法がともにありません。感染しないように祈りましょう。感染しないために、絶対に患者に近づかないようにしましょう。

症状が現れたら症状を抑えるための点滴などを早く開始する必要があります。治療の開始が早ければ早いほど回復する可能性が高まります。

エボラ出血熱と言われていますが、最近は出血しない場合が多いみたいです。ちょこちょこアウトブレイクが起きています。

致死率:ウイルスの種類による、50%〜90%ほど。

感染経路:ウイルスに感染した動物(主にコウモリ)や人に噛まれたり、体液や排泄物が傷口、目や口などの粘膜から体内に入ることで感染します。

潜伏期間:数日から3週間ほど。

症状:ひどい風邪のような症状が起こり、その後、嘔吐や下痢、黄疸、リンパ節の腫れが起こります。全身から出血する場合もあります。そして、多臓器不全を起こして死にます。

流行地:アフリカ。

治療法:対症療法をします。

ワクチン:なし。

6位:マールブルグ病

マールブルグウイルスによる感染症です。致死率は高いといわれています。

発症例がとても少ないのでデータがほとんどありません。感染源すら分かっていません。コウモリや猿、ラットなどではないかといわれています。患者の体液から感染するとも言われています。

感染して数日で発症します。エボラと似た症状が起こりますが、エボラより軽症と言われています。

データがないので、ワクチンも治療薬も当然ありません。感染源が分かっていないので注意しようがないですが、感染源だといわれている動物には近づかない、患者と接触しないなどの対策を行いつつ感染しないように祈りましょう。

致死率:20%〜

感染経路:コウモリや猿、ラットなどに噛まれたり、患者の体液に接触した場合と言われています。

潜伏期間:数日から3週間ほど。

症状:エボラウイルス病と似ています。ひどい風邪のような症状が起こり、激しい下痢と嘔吐を繰り返します。重症化すると、体中に発疹ができて多臓器不全を起こし、全身から出血して死にます。

流行地:中央アフリカ周辺。

治療法:対症療法をします。

ワクチン:なし。

7位:トリパノソーマ症(アフリカ睡眠病)

治療しないと絶対に死にます。致死率100%です。発症してから数年で死にます。

トリパノソーマ原虫に寄生される感染症です。ツェツェバエが媒介します。

最終的に昏睡状態に陥ることから睡眠病と呼ばれています。ほかっておくと必ず死ぬので、かなりヤバいです。流行地で体調を崩したら必ず病院へ行きましょう。ワクチンはありませんが治療薬があるので、治療を受ければ治ります。

媒介するのはツェツェバエだけなので、ツェツェバエに気をつけていれば大丈夫です。ツェツェバエは明るい色、濃い色、メタリックな色に惹きつけられ、薄い服だと上から刺してくるので、それらの色を避けて厚手の服をきるようにしましょう。また、暑い日中は茂みで休んでいるので茂みに近づかないようにしましょう。

致死率:100%。

感染経路:ツェツェバエが媒介します。

潜伏期間:数日から数ヶ月。

症状:発熱や頭痛、リンパ節の腫れが起こります。寄生虫が中枢神経まで達すると、錯乱やけいれんなどの神経症状が起こり、昏睡状態に陥って死にます。

流行地:アフリカ大陸のサハラ砂漠より南の国々。

治療法:治療薬で治療します。

ワクチン:なし。

8位:HIV感染症・AIDS(後天性免疫不全症候群)

AIDS自体の致死率は不明です。免疫力を弱める感染症なので、他の病気を引き起こして死にます。ですが、適切な治療を受ければ症状を抑えることができるので致死率はかなり低くなります。

ゆっくりと進行していくので、症状が出るまで何年もかかります。なので、帰国したら検査を受けてみるのがおすすめです。気づかないうちに感染しているかもしれません。

AIDSの怖いところはワクチンと治療法がなく、自然治癒しないので一度感染してしまうと一生治らないという点です。幸いなことに、感染力はあまり高くなく、感染者の体液を直接体に入れなければ感染しません。水や食べ物からは感染しません。傷口が体液に触れたり、感染者との性行為などで感染するので、怪我をしたら気をつける、性交するときはコンドームをつける。これを徹底しましょう。注射器が汚染されてる場合があるので、汚い病院に行くのはやめましょう。

致死率:他の病気を引き起こすのでかなり高いです。

感染経路:性行為、汚染された注射器など。

潜伏期間:数週間から数年。

症状:最初は風邪のような症状が起きます。その後は様々な重篤な

流行地:世界中。

治療法:進行を抑える薬を飲みます。完全には治りません。

ワクチン:なし。

9位:牛海綿状脳症(BSE、狂牛病、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)

ほぼ死にます。最初に脳が死んで、次に肉体が死にます。

狂牛病に感染した牛を食べることで感染します。一時期アメリカで問題になりましたね。そのおかげで、狂牛病の牛はかなり少なくなっていますが、残っています。

狂牛病ウイルスはめちゃくちゃ強く、火を通しても死にません。牛を食べないのが一番効果的な予防方法です。もしも食べる際は、感染していないという証明のある牛をたべるようにして、脳、内蔵、骨は絶対に食べないようにしましょう。この3つにウイルスが多く存在しています。

治療法も予防薬もないので、一度感染してしまうと手の施しようがありません。絶対にかからないようにしましょう。

致死率:ほぼ100%。

感染経路:狂牛病に感染した牛の脳や内蔵、骨を食べることで感染します。

潜伏期間:不明。

症状:脳細胞が徐々に死滅もしくは機能不全に陥っていきます。まず、認知症のような症状が現れ、その後に精神障害や運動障害が起こります。数年で重度の認知症になり死にます。

流行地:世界中。ヨーロッパの発生例が多いです。

治療法:なし。

ワクチン:なし。

10位:髄膜炎菌性髄膜炎

これもかなり致死率が高いです。髄膜に炎症を起こす感染症です。

人から人へ飛沫感染するので、感染力がそこそこあって致死率が高い、かつ、適切な治療をしなければ大変な後遺症が残る可能性が高いというめちゃくちゃ怖い感染症です。

しかし、感染経路は人からうつるだけなので流行地では人の密集地帯を避ける、布で顔を覆うようにするなどの対策をすれば大丈夫でしょう。

ワクチンと治療薬がともにあるので、適切な治療を受ければ大丈夫です。問題は、治療を受けられるかどうかなので、発症しないように予防接種はしていきましょう。

乾季(12月〜6月)が最も流行します。

致死率:ほぼ100%。

感染経路:感染者からの飛沫感染。

潜伏期間:数日から2週間ほど。

症状:発熱や頭痛、頭部硬直が起こります。その後細菌が全身へ広がり、敗血症や多臓器不全などが引き起こされて、死にます。

流行地:中央アフリカ周辺。

治療法:治療薬を投与します。

ワクチン:あり。

 

11位:コレラ

致死率高いです。

2種類のコレラがあって、症状が弱いものと、強いものです。強いものが、社会の授業で習ったコロリのことです。昔はすごく猛威をふるいましたが、現在流行しているコレラ菌は昔猛威をふるった菌とは違ってかなり弱い菌です。

治療法が確立しているので、適切な治療を受けれれば致死率はかなり低いです。ただ、流行地域では医療設備が不十分なところが多いです。感染症が流行るような地域は、医療設備が不十分だから流行るのです。やっかいなことに、コレラは水や食べ物から感染するので、気をつけていても感染してしまう可能性があります。下痢や嘔吐が初期症状なので、米の研ぎ汁を飲んでないのに、口か尻から米の研ぎ汁が出てきたら、すぐに、設備の整った病院へ向かいましょう。ほかっておくと、全身から脱水して死にます。ポカリを飲みましょう。

致死率:2%ほど。

感染経路:感染者の排泄物などで汚染された水や食べ物を口にすることで感染します。

潜伏期間:数日。

症状:突然、下痢や嘔吐が起こります。米の研ぎ汁のような下痢がすごい勢いと量出ます。重度の脱水状態になり死にます。

流行地:アフリカ、インド、東南アジア、中南米。熱帯や亜熱帯。

治療法:水分の補給と抗生物質で治療します。

ワクチン:あり。

12位:ペスト

致死率は高いですが、早期に適切な治療を受ければ致死率はかなり低くなります。

社会の授業で習った、黒死病と恐れられた、あのペストです。驚くことに、現代まで生き残っていました。昔は猛威を奮った正体不明の病気でしたが、現代には抗生物質があるので治療すれば生き延びれます。もちろん、治療しなければ死にます(笑)

主に、ノミに噛まれるか感染者の飛沫から感染します。野生動物に噛まれた場合に感染することもあります。噛まれた場所がパンパンに腫れ上がり、全身がやられて死にます。

長い歴史を持つペストですが、ワクチンはまだできておらず、抗生物質による治療しかないので、流行地に滞在中に少しでも異変を感じたら、くちばしマスクの医者へ会いに行きましょう。

致死率:60%〜90%ほど。

感染経路:感染しているノミや動物に噛まれたり、患者の飛沫の吸い込んだりした場合に感染します。

潜伏期間:数日

症状:大きく分けて2種類あります。 

・腺ペスト:最も多い症状です。ノミに噛まれた箇所のリンパ腺がパンパンに腫れ上がります。ペスト菌が毒素を出しながら全身へ広がり、衰弱して死にます。肺ペストを併発することがあります。

・肺ペスト:腺ペストによる併発または、患者の飛沫を吸い込んだ場合に発症します。肺炎のような症状が起きて呼吸困難で死にます。

流行地:アジア、アフリカ、南北アメリカ大陸。

治療法:抗生物質で治療します。

ワクチン:なし。

13位:破傷風

治療が遅くなればなるほど致死率高くなります。かなり致死率は高いです。

傷口から破傷風菌が体に入り、全身の筋肉の痙攣を引き起こします。最初は口の周りから痙攣が始まり、徐々に全身に広がっていきます。最終的に肺の筋肉が痙攣を起こして呼吸困難で死にます。

破傷風菌は世界中の地面のどこにでも存在しているので、どこでも感染する危険性があります。もちろん、日本でも。子供の頃に破傷風の予防接種を受けている人が多いと思いますが、破傷風のワクチンは有効期限があるので、抗体検査をして抗体があるかどうか確認してみましょう。傷口は地面につけない。土は食べない。などの対策をしましょう。

致死率:60%ほど。

感染経路:傷口が土に触れたり、土に触れた手で口を触ったりして破傷風菌が体内に侵入することで感染します。

潜伏期間:数日から数週間。

症状:全身の筋肉が痙攣します。口の周りの筋肉から始まり、全身に広がっていきます。最終的に肺の筋肉が痙攣を起こして呼吸困難で死にます。

流行地:世界中。

治療法:血清や抗菌剤で治療します。

ワクチン:あり。

14位:クリミア・コンゴ出血熱

致死率3割ほどとかなり高いです。ウイルスをもったダニに噛まれたり、感染した動物や人の体液を触ることで感染します。

発熱して全身が痛くなり、出血して死にます。ちょっとでもおかしいなと思ったら、すぐに病院へ行きましょう。一刻を争います。予防接種がないので、感染しないように注意するしかありません。家畜などの動物に近寄らない。ダニがいそうな汚い宿では泊まらない。感染してそうな人と性行為しない。流行地では注意して過ごしましょう。

致死率:30%ほど。

感染経路:ウイルスをもったダニに噛まれたり、感染した動物や人の体液や血液を触ることで感染します。

潜伏期間:数日。

症状:発熱と全身の痛みが現れます。全身から出血して死にます。

流行地:アフリカ、中東、アジア、南ヨーロッパ。

治療法:70%ほどの人は2週間ほどで自然に回復します。対症療法で治療します。

ワクチン:なし。

15位:南米出血熱

中南米でよくみられる感染症で、アルゼンチン出血熱、ブラジル出血熱、ベネズエラ出血熱およびボリビア出血熱の総称です。致死率は高いです。

発熱して全身が痛くなり、出血して死にます。ネズミなどのげっ歯類が主にウイルスをうつしてくるので、ネズミなどに触らない、ネズミがいそうなところで食事しない、近寄らないなど、ネズミを意識して過ごしましょう。ディズニーのネズミは大丈夫です。

ちょっとでもおかしいなと思ったら、すぐに病院へ行きましょう。一刻を争います。

致死率:30%ほど。

感染経路:ウイルスをもったネズミなどのげっ歯類に噛まれたり、排泄物に汚染された水や食べ物を口にしたりした場合に感染します。感染者との性行為でも感染します。

潜伏期間:数日。

症状:発熱と全身の痛み、嘔吐、下痢などの症状が現れます。全身から出血して死にます。

流行地:南米。

治療法:70%ほどの人は2週間ほどで自然に回復します。対症療法で治療します。

ワクチン:なし。

16位:結核

致死率は高めです。世界中で広く流行しており、人から人へ飛沫感染するので感染機会が多いです。

昔は死の病気として恐れられていましたが、現代は治療薬とワクチンが存在しているのであまり心配する必要はないかと思います。多くの人が子供の頃に予防接種をしていると思うので、抗体検査をしてみてください。もしも、咳がとまらず血がまじる場合は病院へ行きましょう。

致死率:高い。

感染経路:感染者の咳やくしゃみのなどの飛沫から感染します。

潜伏期間:1・2週間ほど。

症状:発熱や咳、痰が出ます。咳や痰には血がまじることがあります。

流行地:全世界。

治療法:治療薬があります。

ワクチン:あり。

17位:フィラリア

フィラリアのみではほぼ死ぬことはないですが、免疫力を低下させるので、合併症が起きた場合に死ぬ可能性が出てきます。フィラリアという寄生虫に寄生される感染症です。

日本では犬の感染症として有名ですが、世界では人に寄生する感染症として有名です。フィラリアの多くはリンパに寄生します。浮腫ができたり、慢性化すると足がパンパンに腫れ上がりゾウの足のようになる象皮病などが起こります。

フィラリアは駆虫薬で駆除できますが、除去した後でも浮腫や象皮病が進行する場合があるので、寄生されないようにすることが重要です。蚊に刺されないように注意しましょう。

致死率:合併症を引き起こすので、高めです。

感染経路:蚊が媒介します。

潜伏期間:短かったり長かったり。

症状:リンパ節の腫れや痛みが起こります。免疫力を低下させるので別の感染症を引き起こすことがあります。慢性化すると、リンパ節の浮腫や象皮病、重篤な合併症を引き起こします。

流行地:アフリカ、アジア、中南米。

治療法:駆虫薬でフィラリアを駆除します。慢性化しなければ自然に回復することもありますが、再発することもあります。駆虫薬で駆除したほうがよいでしょう。

ワクチン:なし。

18位:腸チフス、パラチフス

それぞれ、チフス菌、パラチフス菌による感染症です。致死率は低めです。

水や食べ物から感染します。生水は飲まない、食べ物はよく火を通すなど注意しましょう。氷が特に要注意です。

ふたつは似た症状を起こします。最初に高熱と発疹などがでて、便秘か下痢になります。その後、熱はひいていきますが、腸出血や腸穿孔が起こる可能性があります。抗生物質を飲めば治りますが、抗生物質が効かない菌が出てきているらしいので、もしもかかった場合は抗生物質が効くことを祈りましょう。

腸チフスにはワクチンがありますが、パラチフスにはワクチンがありません。感染機会が多いので予防接種をしていくのがおすすめです。

致死率:10%ほど。

感染経路:感染者のうんこなどで汚染された水や食べ物を口にすることで感染します。

潜伏期間:数日から2・3週間ほど。

症状:高熱と全身の痛みが現れます。その後、便秘か下痢になります。重症化した場合は腸に穴が空いたり出血したりします。

流行地:世界中。

治療法:ほとんどの人は数週間で自然に回復します。重症化した場合は抗生物質で治療します。

ワクチン:腸チフスはあり。パラチフスはなし。

19位:日本脳炎

日本という不名誉な名前がついている感染症です。日本と名前がついていますが、日本では流行していません。世界に羽ばたいて行きました。ビッグになって帰ってこないといいですが。

致死率かなり高い上に、治っても重度の後遺症を残すことが多いヤバい感染症です。ヤバい感染症ですが、日本ではほとんどの人が子供の頃に予防接種をしていると思うので、日本人にとってはそんなにヤバくない感染症です。

予防接種をしていても抗体ができていない可能性があるので、必ず抗体検査をしましょう。筆者は抗体ができていませんでした(笑)発症してしまうと治療法がないので、予防接種をしましょう。蚊が媒介する感染症なので蚊に刺されないように対策もしましょう。

致死率:高い。

感染経路:蚊が媒介します。

潜伏期間:数日。

症状:ひどい風邪のような症状が出た後、神経障害や意識障害、全身の硬直が起こって死にます。生き延びても、重度の障害を残していきます。

流行地:アジア。

治療法:対症療法で治療します。

ワクチン:あり。

20位:類鼻疽(るいびそ)

土壌や水に住む類鼻疽菌という細菌による感染症です。致死率は低めです。

菌が傷から侵入したり、吸い込むことで感染します。感染者の体液から感染することもあります。

感染してから数日で発症したり、何年も発症しないこともあります。ワクチンがないので、感染しないように気をつけましょう。体調がヤバいなと思ったらすぐに病院へ行き、重症化しないように祈りましょう。

致死率:低い。

感染経路:土壌や水に住む類鼻疽菌を吸い込んだり、傷口から侵入されたりすることで感染します。性行為でも感染します。

潜伏期間:数日から数年。

症状:特徴的な症状がなく人によって症状が違います。風邪のような軽い症状で済む人がいれば、敗血症や多臓器不全を起こして死ぬ人もいます。免疫力が低下していたり、糖尿病だと重症化しやすいです。

流行地:主に、オーストラリア北部、アジア。アフリカ、中南米。

治療法:抗生物質で治療します。

ワクチン:なし。

 

中編へ続きます。

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