こんにちは。YoFuです。
ラマダンの時期に中東諸国を旅して来たので、ラマダン中の飲食の問題は実際どうなのか、非ムスリムの観光客も断食をしないといけないのか、旅する際のその他の注意点などを紹介します。
まえがき
ラマダンの時期に行った国は、サウジアラビアとヨルダンです。
イスラム教の総本山がある、THEイスラム教の国サウジアラビア。
ペトラ遺跡という世界的に有名な観光地がある、観光客の押し寄せる国ヨルダン。
観光客に対して門戸を開きはじめましたが依然として閉鎖的な国サウジアラビアと、観光客に対してかなり開放的な国ヨルダンという、両極端の国を旅しました。
ラマダンの時期に他の中東諸国には行っていませんが、サウジが一番厳しいと思うので、サウジの基準を知れば、他のイスラム諸国にも対応できると思います。
観光客も飲食を控える必要があるのか
結果から先に言うと、ズバリ、観光客は飲食を控える必要はありません。
非ムスリムの観光客は日中に飲食してても問題ありませんでした。
2つの国ともラマダン中の観光客に対する対応はほとんど同じでした。
実際、YoFuは日中に街中をぶらぶらしながら水を飲んだり、お菓子を食べたりしていましたが、誰からも咎められることはありませんでした。
何人かの地元の人にこれについて聞いてみましたが、全員が別に気にしないと言っていました。そもそも、体の弱い人や高齢者、子どもなどは断食しないので。
また、ムスリムのドイツ人旅行者と会いましたが、その人は普通に飲食をしていました。
結局は、自分自身の信仰の問題らしいです。
レストランやスーパーについて
日中は街中のレストランや屋台はほぼ全て閉まってました。スーパーは普通に開いてました。
お腹が空いても我慢するか、スーパーで何かを買うしかありません。
一応、観光客向けのレストランのみが開いていましたが、大都市にはそんなに数が無いうえに高いです笑。
もちろん、日が沈むとレストランは開きます。
日が沈み始めると、ゾロゾロとレストランの仕込みが始まります。日没間近になると、テイクアウトの料理を買うためにレストランに続々と人が集まってきます。この光景がなかなかおもしろいです笑。
ちなみに、ヨルダンでは、観光客向けのアルコールショップは終日クローズでした。夜間も空いてませんでした。
観光の際の注意点
人々が夜型の生活に移行するので、ちょこちょこ観光に影響があります。
観光施設が閉まる、営業時間が変わる。観光客向けのバスが減便、運休する。などの影響があります。
お目当ての観光地がある場合は必ず事前に確認が必要です。
例えばYoFuのときは、アンマンから死海までの観光バスが運休に、サウジのリヤドとジェッタの観光施設が軒並み閉まっていました。
まとめ
日中の飲食については特に気にすることはありません。
日中はレストランが閉まっていたり、観光施設の営業時間が変わっていたり、観光客向けのバスが減便または運休になったりと、かなり観光しづらいです。
特別な理由がない限りはラマダンの時期に中東諸国を旅するのは避けたほうがいいです。満足な観光が出来るとは限りません。