YoFu’s Taravel Blog

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石鹸や洗剤などのにおい漏れ問題 プラスチックの気体透過性について

こんにちは。YoFuです。

今回は科学的な話です。プラスチックの気体透過性についてです。

例えば、石鹸や洗濯用洗剤などを持ち運んだときのにおい漏れ問題などです。

要はプラスチックはにおい漏れするということです。

 

前置き

石鹸や洗剤をチャック付きポリ袋に保管しているとにおいが漏れる!

バックパックの中ににおいがつきそうで心配。と困っていませんか?

チャックをちゃんと閉めているはずなのににおいが漏れてくる。

どこか隙間が空いてるのかと思って確認してみるけど、どこも隙間は空いてない。

洗剤が漏れてこないか少し心配になりながらバックパックにしまう。

そのうち、におい漏れに慣れてきて気にならなくなった時に、どこかに穴が空いて洗剤が漏れてくる。

こんな経験ありませんか?

あれは、プラスチックにごく小さい穴が空いていて中の空気が漏れてくるからです。

本編

そもそも、プラスチックは目に見えないごく小さな穴が空いています。

液体は通ることが出来ませんが、気体は通ることが出来ます。なので、においが漏れてしまうのです。

しかも、気体は出るだけではなく、入ってきます。

例えば、風船に空気をパンパンにいれても、時間とともに徐々に抜けていきますよね?

あれこそ、プラスチックに小さな穴が空いていて、そこを通って空気が抜けていく証拠です。

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プラスチックは安い、加工しやすい、液体を通さないなど、とても便利な素材なので至るところで使われており、用途に合わせてたくさんの種類があります。

ペットボトルやタッパー、ケース、ビニール袋、電子機器のパーツ、CD・・・日常のありとあらゆるものに使われています。

材質のところにPE・PP・PS・ABS・PVC・EVOH・PVDC・PVF・PETなどが書いてあったら、全てプラスチックです。

素材の名前にPが付いていたり、ポリとかいてあればたいていプラスチック製品です。

全てのプラスチックは空気の出入りがあります。

プラスチックの持つ性質によるものなので、どうしようもありません。

また、プラスチックの種類によって穴の大きさは違います。大きければ出て行きやすいし、小さければ出て行きにくいです。

食品などに使われているプラスチックは穴が小さくて、空気が出て行きにくいものです。

そういうものでも、出ていく気体が少なくなるだけで、完全になくなるわけではありません。ペットボトル飲料などに絶対、酸化防止剤(ビタミンC)が含まれているのは酸素が入ってきてしまうからです。

そんなプラスチックに対して、金属やガラス瓶などは気体が出入りできるような小さな穴は空いていません。

食品を保存するときはプラスチックの容器ではなく、金属や陶器、ガラスなどの容器で保存するようにしましょう。冷蔵庫ににおいが漏れるのを防ぐことが出来ます。

最近は、油をはじめとした調味料がペットボトル容器で売られていますが、徐々に酸化してしまうので、瓶などに詰め替えるといいですよ。

また、大切なものはプラスチックケースで保管するのはやめましょう。湿気をはじめとした保存に大敵な気体を防ぐことが出来ません。

プラスチックの気体透過性についての専門的なことはこのサイトで詳しく解説してあります。

www.soarnol.com

結論

覚えておいてほしいのは、プラスチックは気体を通すということです。

これはプラスチックの持つ性質によるものなので、どうしようもありません。

これを頭の片隅に置いておいていただければ。

金属や瓶は気体を通しません。食品などの保管にはそれらの素材を使いましょう。

また、アルミ製の袋が百均で売っています。洗剤の持ち運びにはそれを使いましょう。