こんにちは。YoFuです。
今回は『九州一周旅行記 ヒッチハイクで一周しようと思ったけど挫折した話』をお送りします。
バックパッカーといえばヒッチハイクと思って始めましたが、現実は厳しかったです。
福岡県から左回りで一周するつもりでした。
3年半くらい前の2月の終わりに行いました。季節は冬でまだまだ寒く、コートを着ていました。
そもそも、寒さがまず厳しかったです(笑)
本編
1台目
博多駅前でスケッチブックにでっかく『長崎県』と書き、頭上高くに掲げました。
ヒッチハイクで九州一周の旅のスタートです。
開始時刻は午前8時過ぎ。昼過ぎには長崎県に到着出来るだろうとたかをくくっていました。
開始してすぐに思いました。けっこう恥ずかしい。街中なので、街ゆく人大勢が私をチラチラみてきます。
でも、すぐに慣れて恥ずかしさはなくなりました。
開始からわずか10分くらい。私に向かって合図を送りながら、1台の車が停まってくれました。
1台目のヒッチハイクに成功。
街中だから時間かかるかなと思っていたので、速攻で拾えたことに驚きつつもかなり喜びました。
思わず、軽くガッツポーズ。
お礼を言って車に乗り込みました。
乗せてくれたおじさんに何で乗せてくれたのか理由を聞きました。
若い頃にヒッチハイクをしたことがあったらしく、機会があったら同じように乗せてあげたいと思っていたそうです。
ヒッチハイクって世代を超えて繋がっていくんだなと少しだけ感動しました。
おじさんはとても親切にしてくれました。おじさんの目的地からちょっと回り道してくれて、わざわざ私を高速の入口まで送ってくれました。
おじさんは私に『頑張って』と励まして去っていきました。
そんなおじさんの様子を見て、私も機会があったら同じようにヒッチハイカーを乗せてあげたくなりました。
2台目
高速入口の手前でもう一度スケッチブックを頭上高くに掲げ、ヒッチハイク再スタート。
ものの5分。
2台目のヒッチハイクに成功。
たまたま停まっていた中型トラックの運転手に声をかけてみたら乗せてくれました。
高速使って仕事現場に行くから、途中までなら乗せていってあげるよ。とOKをもらいました。
基山パーキングエリアまで連れていってくれました。
3台目
トラックの運転手にお礼と別れを告げ、ヒッチハイク再スタート。
もう一度スケッチブックを頭上高くに掲げました。
時刻はまだ10時くらい。この調子で行けば、予定通り昼過ぎには長崎につけるなと余裕をぶっこいてました。
ヒッチハイクを始めてから2回連続で速攻成功していたので、ヒッチハイクって意外と簡単だなと調子をこいていました。
次の車もすぐに見つかるだろうとたかをくくっていました。
しかし、今までは奇跡、ビギナーズラックでした。ここから悪夢が始まりました・・・
雨が振り出しました。
仕方なく、屋根のある所でヒッチハイクをしていましたが、車からは見辛いのか、全然停まってくれる気配なし。
時計を見ると、もうすでに1時間以上も経っている・・・
さっきまでの調子こいていた気分は完全に吹き飛んでいました。全然停まってくれないと焦り始めてました。
なので、作戦を変更しました。
車が近づいてきたら、屋根のあるところから出てアピール作戦です。雨に濡れてしまいますが、そんなことを気にしている場合じゃありませんでした。
結果は成功でした。大型トラックの運転手が乗せてくれました。
作戦を変更してから1時間近くかかりましたが・・・
合計2時間以上かかりました。
運転手に乗せてくれた理由を聞いたところ、私の様子を昼ごはんを食いながらずっと見ていて、不憫に思って乗せたそうです(笑)
感謝です。
金立サービスエリアまで乗せてくれました。
4台目
運転手にお礼を告げて降りると、時刻はすでに昼過ぎ。予定時間には確実に間に合いそうもない。しかたなく、夕方までに辿り着けばいいかと切り替え。
もう一度スケッチブックを頭上高くに掲げ、4度目のヒッチハイクスタート。
幸い、さっきまで降っていた雨は小雨になっていたので、全く気になりませんでした。
ここでは30分くらいでヒッチハイクに成功しました。中々いいペースです。
幸運なことに、ヒッチハイクをしていなければ乗る機会はないであろう車に乗れました。
回送中の観光バスです(笑)
今から会社に戻るところだけど、話し相手がいなくて暇だから乗せてあげるよ。との理由で乗せてくれました。
さらに幸運なことに、運転手の方はいろいろな経験が豊富で、過去に経験したとんでもない出来事を教えてくれました。めちゃくちゃ興味深い内容でした。
こういう出会いも旅の醍醐味ですね。
大分長い距離を乗っけてくれました。高速から下道に降りましたが、長崎まであと1時間位の距離のところまで連れて行ってくれました。
あと1回か2回ヒッチハイクをすれば長崎に辿り着けるくらいの距離です。
5台目とヒッチハイクの終わり
バスの運転手にお礼と別れを告げました。
車通りがそこそこあり、コンビニと信号のある交差点でおろしてくれました。
中々いいヒッチハイクポイントです。車通りが若干少なめですが、最初にヒッチハイクしたときと同じような状況です。
これならすぐに成功するだろう。これが最後になってくれ。そう思いながらスケッチブックを頭上高くに掲げ、ヒッチハイク再スタート。
時刻は既に夕方でした。長崎に辿り着くのは夜になりそうでした。
ちなみに、願ったとおりになりました。このヒッチハイクが最後になりました。
今までで1番大変でしたが(笑)
頭上高くにスケッチブックを掲げ、左右にふりふり。通り過ぎる車や信号待ちしてる車に必死にアピールしました。
全然停まってくれない。
しかも、途中で小雨が降り始めました。
屋根がない。仕方ないので小雨に打たれながら車にアピールを続けます。
小雨だったのでびちょびちょになることはありませんでしたが、車の停まる気配は全くなく、小雨の中で2時間くらいアピールし続けました。
日が暮れかかった頃、救いの手が差し伸べられました。
親切な人が乗せたくれました。
理由を聞いてみると、1時間くらい前に私の前を通り過ぎたらしいです。乗せてあげたかったけど、仕事中だったので乗せることができず、仕事を終えて帰るときにも通ってみたら私がまだヒッチハイクを続けていたので乗せてくれたみたいです。
感謝感激。
しかも、とても親切な人でした。仕事を終えて時間があるのでちょっとくらいなら寄り道してもいいよと行ってくれました。
非常に有り難い。私は出来るだけ長崎に近い駅までお願いしました。
想像以上に大変なヒッチハイクに心が折れていました(笑)
おじさんは快く私を駅まで送ってくれました。それだけでなく、途中で名物の食べ物をご馳走してくれました。
最後のヒッチハイクがこんなに親切な人で良かった。良い思い出のままヒッチハイクを卒業出来ました。
駅について、最大級の感謝を述べました。
後少しの距離でしたが、電車で長崎県までたどり着きました(笑)
その後は電車やバスで九州一周しました。
感想
ヒッチハイクはオススメです。とても良い経験になります。やりたいけど勇気が無い人は是非とも遠くの街で試してみてください。最初は恥ずかしいですが、すぐに慣れます。
旅の恥はかきすてですよ。
ヒッチハイクのコツ
最後にヒッチハイクを成功させるコツを書いておきます。
コツその1 コンビニなどのある信号の手前で行う。
コンビニなどの駐車スペースがあるところだと、車に拾ってもらいやすくなります。さらに、信号の手前だと信号待ちの車が拾ってくれるような気がします。
私は実際にこの条件の場所でヒッチハイクに成功しました。
コツその2 声をかける
しばらく待っても拾ってくれないときは、こちらから声をかけてみましょう。意外にあっさりOKをもらえたりします。
コツその3 大型トラックは厳しい。
大型トラックは仕事中なので、色々制約があって乗せてくれないことが多いです。
知り合いのトラックの運転手と私が乗せてもらった小さい会社のトラックの運転手に話を聞いたところ、大手のトラック会社はドラレコで監視されてたり、事故った時に問題になるので絶対に乗せないそうです。
もしもトラックを狙うのであれば、小さい会社もしくは工事のトラックにしましょう。