こんにちは。YoFuです。
今回は「日本一周旅行記」です。
4年くらい前に、YAMAHAのYZF R-1で日本一周したときの話をします。
前回、前々回と2回に渡って、日本一周旅行中におきた出来事を小出しにしました。
今回はバイクで日本一周旅行記のまとめです。
一番最後に、バイクで日本一周するときのオススメグッズを載せておきます。
基本情報
期間
2016年8月3日から2016年9月7日、延べ36日間。
大学が夏休みの間の旅だったので、弾丸でした。
走行距離
11,338km
毎日300km近く走りました。
かかったお金
総額が約20万円。
ガソリン代が半分くらいの10万円。
残りが飲食と観光。
燃費が良くない、ハイオクのバイクだったのでガソリン代が結構かかりました。
スーパーカブとかの燃費の良いバイクを使っていたら、もっと安上がりだったと思います。
ほぼ全て野宿していたので、宿泊費はかかっていません。
観光と食べ物のお金はケチらずにガンガン使っていました。
バイクについて
YZF R-1 2004年式
出発時:過積載ぎみ(笑)
途中:いらない荷物をシートバッグに詰めて家に送り、スッキリしました。
荷物の積み方
出発時はTANAXのシートバックとサイドバック、KOMINEのタンクバッグに荷物を詰めました。
しかし、シートバッグはオススメしません。重心が高くなって運転しづらくなります。
R-1の場合、リアシートがナナメになっているので、ブレーキ時に滑って背中にぶつかってきます。かなり邪魔です。
なので、途中で邪魔なシートバッグに使わないものを詰めて家に送りました。
その後、シートバッグに入っていたものはネットで固定しました。
結論:サイドバッグ+ネットがオススメです。
持ち物
(x)がついているものは、要らなかったから途中で捨てたか、家に送ったものです。
テント
銀マット
寝袋(x)
自炊セット(x)
洗面具
衣類3日分
カッパ
ツーリングマップル日本全国分
ノートと筆記具
ヘッドライト
懐中電灯
洗濯洗剤
モバイルバッテリー
速乾タオル
洗濯洗剤
折りたたみ傘
爪切り
記事の一番最後にオススメ持ち物のリンクを張っておきます。
持ち物の解説
寝袋について
寝袋は一回だけしか使いませんでした。途中で家に送りました(笑)
夏だったので、銀マット+上着だけで耐えれました。北海道にいるときに一回使っただけです。私の場合はなくても大丈夫でした。
テントについて
野宿をメインにする場合はマストです。設営の手間がかからない、2人用のワンタッチテントがオススメです。
私は1人用テントを使っていましたが、これは最悪でした。
1人用テントは小さいので持ち運びにすごく便利ですが、かなりせまいです。1人が横になるだけのスペースしかないので、テント内に荷物を持ち込めません。
最悪だったのが、寝ているときに体が結露したテントに触れてしまうので、朝起きたら服がびちょびちょに濡れていたことです。(メーカーによるかもしれませんが、私のやつはこうでした。)
日本一周が終わった後に、2人用のテントに買い替えました。こっちのテントを持っていけばよかったと後悔しました。
ちょっとかさばりますが、荷物に余裕がある人は2人用テントがオススメです。
私がもう一度日本一周に出るとしたら、2人用のテントを持っていきます。
自炊について
3回だけしました(笑)
結局、地元のおいしい物を食べるので自炊はしなくなります。面倒くさいですし。
出発時に持っていった5袋入りの袋麺を食べきったら自炊をしなくなりました。自炊セットは途中で家に送りました。
洗濯について
手洗いしていました。一回だけコインランドリーを使いましたが、待ち時間が暇すぎる上にお金がもったいないので手洗いしてました。
衣類圧縮袋を手洗い桶代わりに使っていました。
ガソリン携行缶について
持っていきませんでした。コマ目に給油することを心がけていれば不要です。
どんな場所でも、人が住んでいる集落にはだいたい一つはあります。
充電について
最近のツーリング用バイクだとUSB電源が付いていたりしますね。
私のバイクには付いていなかったので、新しく取り付けました。
タオルについて
水泳用の速乾タオルがオススメです。吸水力が高く、絞ると水がダバダバ出てきてすぐ乾くので、これ1枚で十分です。しかも安い、軽い、かさばらない。
野宿について
ほぼ毎日野宿でした。お金がなかったので。
基本的に道の駅で野宿してました。
しかし、野宿はオススメしません。
他の人と交流がほとんどできないからです。
道の駅で野宿する人はたいてい車中泊です。数人で。
一人で野宿しているライダーやチャリダーはほとんどいませんでした。
車で野宿している人は車という空間に閉じられているので、こちらに心を開いてきませんでした。こちらから開いていっても、反応が薄かったです。
私の場合、たまたま何人かのライダーやチャリダーと交流できましたが、交流のない日が大半でした。
別に他の人と交流しなくてもいいわという人には野宿をオススメします。
交流したい人はバックパッカーやライダー、チャリダーの集まる宿に泊まるのがオススメです。嫌でも交流することになります(笑)
次回があったとしたら、もう野宿はしません(笑)
道中
当時住んでいた愛知県を出発し、海岸線に沿って反時計周りに一周しました。
適宜、内陸に入りながら。全て下道で。
弾丸だったので、一度行ったことのある県と都市部は避けるルートでした。
めちゃくちゃ暑かったです。
バイクもスゴイ熱を発していました。タンクを挟んでいた内ももが低温やけどするくらい。
上と下からの熱のサンドイッチはかなりきつかったです。が、慣れてきます。
出発して1週間くらい、バイクをチェックしているとスゴイ状態に。
冷却水がまったくない。Lowのはるか下で水面がゆらゆら揺れている。
めちゃくちゃ焦りました。冷却水が漏れている!エンジンが焼けてしまう!
急いでバイク屋へ向かい、チェックしてもらいました。
「暑さのせいだね。」
どうやら、炎天下+リッターSSという灼熱の組み合わせのせいで、冷却水がすごい勢いで蒸発したみたいです。
この後も、冷却水がなくなっては補充するを何日かおきに繰り返しました。
冷却水問題を解決した後、しばらくは快調。いろんな人と交流しながら、進んでいきました。
福島県では原子力発電所の事故の関係で、海沿いが通行止めだったので山側に迂回して進みました。
東北地方の海沿いを走りましたが、津波の被害がそのまま残っている場所がいくつかありました。
青森県の先端、大間から朝イチのフェリーに乗り北海道へ。
北海道では台風が直撃しました。西から東に台風が進んでいたので、逆方向に進むことで、短時間で台風をやり過ごしました。
あまりの雨のせいで、日本最大の湿原「釧路湿原」が日本最大の水たまりになってました(笑)
その後は大したトラブルはなく、日本海を見ながら快調に進みました。
しかし、島根県あたりでバイクが不調に。アイドリングが不安定になったり、エンジンが失火するように。
慌ててバイク屋へ。スパークプラグを交換したら調子が復活。
一安心して九州へ。
九州を一周し、本州へ戻ってきたあたりでまたもやバイクが不調に。島根県で起きた症状が再発。
バイク屋で本格的に調べてもらうと、シリンダーの中にスラッジが溜まっているとのこと。
その時点で走行距離7万キロ。加えて、この1ヶ月で走り込んだせい。
走るっちゃあ走るけど、しっかり調べたほうがいいよ。とバイク屋。
お金と時間がなかったので、日本一周を終えてからゆっくり調べることに。
バイクが壊れないことを祈りながら再出発。
しまなみ海道を渡り、四国へ。
徳島県からフェリーで和歌山県へ。都市部の大阪をスルー。
なんとか走りきり、無事に家にたどり着きました。
感想
勝手知ったる日本。かなり楽に旅ができました。言葉は通じる、野宿をしていても安全、日本一周は旅初心者にオススメです。
いろんな人と交流ができ、かなり面白かったです。やっぱり、旅の醍醐味は人との交流です。
日常では体験できないことが満載だったので、いい経験になりました。
ただ、飽きます。日本は島国なので、どこへ行っても似たような風景ばかりです。海があって、川があって、山がある。
もちろん、各地で唯一無二の絶景はあります。それは見事な美しい風景です。
しかし、ほとんどが似たような風景ばかりで、変化が全くと言っていいほどありません。どこへ行っても同じ風景が広がっています。そのせいで、終盤になるとかなり飽きてきます。走るのが苦痛になるくらい。
また、似たような風景ばかりなので、無意識のうちに比較をしてしまいます。この風景はスゴイけど、ちょっと前にみた風景と似ているし、あっちのほうがすごかったな。と。
比較し、劣っている風景だと急速に感動が薄れていきます。
出発したばかりの頃は比較対象が少ないので、感動ばかりです。が、終盤になると色々なものを見てきいるので、比較対象がかなり増えています。そのせいで、ほとんど感動しなくなります。
結論:とてもいい経験になりました。日本一周をして良かったと思っています。が、終盤は飽きます。
多分、野宿をしないでもっと多くの人と交流していたら、もっともっと楽しめたと思います。次回はお金がなかったとしても、宿に泊まって色々な人と交流します。
オススメグッズ