こんにちは。YoFuです。
今回は日本一周旅行記 潔癖症のおじさんと野宿編をお送りします。
4年くらい前にバイクで日本一周したときの出来事です。
東北地方に仮眠がとれる道の駅があり、そこで野宿したときに起こりました。
リアス式海岸の美しい海岸線を眺めながら優雅にツーリングをしていると、仮眠スペースがある道の駅を見つけました。
日本一周中は野宿場所を探すのが一番大変だったので
「ラッキー！野宿場所を見つけた！」とウキウキ。
地元の美味しい料理を食べ、温泉に入り、道の駅に戻ってきました。
道の駅の中に机と椅子があったので、そこで日記を書いていました。
しばらくすると、おじさんが道の駅に入ってきました。
そのおじさんも私と同じようにバイク乗りで、野宿をしに来たようでした。
バイク乗りあるあるなんですが、ヘルメットをかぶると髪の毛がグチャグチャになるので帽子をかぶる人が多いんです。
なので、そのおじさんも帽子をかぶっていました。
同じバイク乗りということで意気投合し、話がけっこう盛り上がりました。
そのおじさんは潔癖症で、野宿は全くせずに普段はバイク乗りが集まる宿に泊まっているらしいです。
しかし、その日はどうしても宿が見つからなかったので、しょうがなく野宿をすることにしたらしいです。
おじさんはかなりの潔癖症みたいで、話の途中、ボディーシートで体をかなり念入りに拭いていました。
結構長い間話をしていましたが、話をしている最中、「汗をかいて気持ち悪い、体を洗いたい、髪の毛だけでも洗いたい。」とズーッと言っていました。
夜も更けてきた頃、
おじさんが「明日の朝が早いからそろそろ寝るわ」と話を終え、トイレに行きました。
私は中断していた日記を書き始めました。
しばらくすると、おじさんがウキウキ顔で戻ってきました。
「ここのトイレの洗面台がスゴイ広い！髪の毛洗えるくらい広いわ！」
とめちゃくちゃウキウキしていました。
私も見に行くと、たしかに広い。余裕で髪の毛が洗えるくらいの広さがありました。
「汗かいて気持ち悪いから、髪の毛だけ洗っちゃうわ！」とおじさんは、ウキウキしながらシャンプーとタオルとバイクに取りに行きました。
戻ってきたおじさんは、それまでずっとかぶっていた帽子をとりました。
ハゲでした。
髪の毛が一本も生えていない、つるっぱげでした。
「髪の毛ないやないかい。ボディーシートで頭も拭けばええやん。」と心の中でツッコミ。
頭を洗って戻ってきたおじさんは、爽快感のかたまりみたいな表情で寝始めました。
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