こんにちは。YoFuです。
今回は旅に役立つ情報 世界の季節編をお送りします。
世界はとても広いです。国や地域によって気候が全然違います。その国や地域に合わせた服装をしないと、旅を楽しむことができません。暑い国には涼しい格好で、寒い国には暖かい格好でその国や地域に合わせた格好で出かけられるようにしましょう。
渡航先が決まったら
渡航先が決まったら、下の気候区分の図で渡航先の国や地域の気候を調べましょう。
Updated Köppen–Geiger climate map by Peel, M. C., Finlayson, B. L., and McMahon, T. A. CC BY-SA
A:熱帯
年間平均気温が18℃以上。場所によっては、熱帯雨林が形成される。
ほとんど、年間通して蒸し暑いです。日本の夏の格好で行けば良いでしょう。乾燥するところに行く場合は、羽織るものを持っていくといいでしょう。
・Af:熱帯雨林気候
年間通して雨が多く、毎月少なくとも60mm以上の平均降水量がある。年間平均気温が18℃以上。巨大な熱帯性植物が鬱蒼と生い茂る。
・Am:熱帯モンスーン気候
年間平均気温が18℃以上で降水量が非常に多い。モンスーンの影響で乾季があり、乾燥する時期がある。
・Aw:サバンナ気候
乾季と雨季がはっきりしており、冬に乾燥する。草原地帯サバンナが形成されるので、サバンナ気候と呼ぶ。
B:乾燥帯
非常に乾燥しており、降水量がほとんどない。乾燥し過ぎで樹木が成長しない。
日差しが非常に強く、暑いです。肌を露出しているとやけどやけどしてしまうので、通気性の良い、肌が隠れる服装で行きましょう。夜は気温がとてもさがるので、羽織るのがあるといいでしょう。
・BWh:暑い砂漠気候
1年中、激しい日差しが照りつけて暑く乾燥している。昼と夜の気温差がとても大きい。
・BWk:寒い砂漠気候
夏は熱く乾燥しているが、BWhほど暑くない。冬は乾燥してとても寒くなる。
・BSh:暑いステップ気候
年間平均気温が18℃以上のステップ気候。年間通して降水量が少なく、雨季に少し降るのみ。丈の短い草原地帯ステップが形成されるので、ステップ気候と呼ぶ。
・BSk:ステップ気候
年間平均気温が18℃未満のステップ気候。
C:温帯
最も寒い月の平均気温が−3℃以上18℃未満で、最も暖かい月の平均気温が10℃以上。
年間通して気温がゆっくりと変化するので四季が存在する。気候が安定しており、多様な植物と動物が生きている。
日本と同じような気候なので、日本の服をそのまま持っていけば大丈夫でしょう。
・Cfa:温暖湿潤気候
一年を通して降水量が一定だが、モンスーンの影響で夏は暑く湿り、冬は寒く乾燥する。Cw、Csより降水量が多い。
・Cfb、Cfc:西岸海洋性気候
Cfとほとんど同じ気候で、Cfより気温、降水量ともに年間通して変化が少ない。
・Cwa、Cwb、Cwc:温暖冬季少雨気候
夏に降水量が多くて湿り、冬に乾燥する。
・Csa、Csb、Csc:地中海性気候
夏に日差しが強く乾燥して降水量が少ない。冬に一定量の降水がある。
D:亜寒帯
寒暖差が非常に大きく、最も寒い月の平均気温が−3℃未満になり、最も暖かい月の平均気温が10℃以上になる。
季節によりますが、亜寒帯は夏でも日本の冬ぐらいの寒さがあるので、厚着をしていきましょう。
・Dsa、Dsb、Dwa、Dwb、Dfa、Dfb:湿潤大陸性気候
夏は暖かいが短く、冬はとても寒くて長い。年間の気温差が大きい。
・Dsc、Dsd、Dwc、Dwd、Dfc、Dfd:亜寒帯気候
夏はとても短くて気温が上がらず、冬はとても長く非常に寒い。年間の気温差がとても大きい。
E:寒帯
非常に寒く、植物が育たない。ツンドラで苔が育つくらい。農業が全くできない。
非常に寒いので、これでもかってくらい厚着していきましょう。
・ET:ツンドラ気候
地下に永久凍土が広がり、最も暖かい月の平均気温が10℃未満。人は狩猟や漁業などで生活している。
・EF:氷雪気候
年間通じて雪と氷に閉ざされている。年間平均気温が0℃未満。人が定住する都市が存在しない。
小文字の意味
小文字は降水量と気温の区分です。
f:feucht、湿潤、年間通して降水量が多くて一定である
w:wintertrocken、冬季乾燥、冬に乾燥して降水量が少ない
s:sommertrocken、夏季乾燥、夏に乾燥して降水量が少ない。
a:最も暖かい月の平均気温が22℃以上
b:最も暖かい月の平均気温が22℃未満かつ少なくとも4ケ月の平均気温が10℃を超える
c:10℃を超える月が1~3ケ月かつ最も寒い月の気温が−3℃未満
d:10℃を超える月が1~3ケ月かつ最も寒い月の気温が−38℃以下
おわりに
ここで説明したものは大まかな区分で、旅に行く国や地域、行く季節によって微妙に違いがあります。しっかりと下調べをしてから行くようにしましょう。皆さんの旅が良いものなることを願って。
今回説明に使用したものはケッペンの気候区分ですが、トレワーサが修正したものを部分的に使用しています。